
| タイトル | キリストの血によるあがない |
| 聖書 | 1ペテロ1:18~21 |
| 説教者 | 木下淳夫師 |
今日のテーマは、「キリストの血によるあがない」です。
皆さんは「親ガチャ」という言葉を聞いたことがありますか?Wikiペディアによると、『親ガチャは、生まれもった容姿や能力、家庭環境によって人生が大きく左右されるという認識に立ち、「生まれてくる子供は親を選べない」ことを、スマホゲームの「ガチャ」 に例えた日本のインターネットスラング』と説明されています。
私たちは親を選ぶことはできません。しかし、霊において私たちは誰もが、唯一の神様を天のお父様と呼ぶことができます。唯一真の神様を、すべての人が天のお父様と呼ぶことができるのですから、だれも生まれもった容姿や能力、家庭環境について、他の人をねたんだり、不平を言う必要はありません。この恵みを与えられたのが、キリストの血によるあがないです。
今日は、このあがないの恵みを、みことばを通して再確認させていただきたいと願っています。
ペテロの手紙第一 1章18~21節
18 ご存じのように、あなたがたが先祖伝来のむなしい生き方から贖い出されたのは、銀や金のような朽ちる物にはよらず、
19 傷もなく汚れもない子羊のようなキリストの、尊い血によったのです。
20 キリストは、世界の基が据えられる前から知られていましたが、この終わりの時に、あなたがたのために現れてくださいました。
21 あなたがたは、キリストを死者の中からよみがえらせて栄光を与えられた神を、キリストによって信じる者です。ですから、あなたがたの信仰と希望は神にかかっています。
(新改訳2017)
ペテロが手紙を書き送っている信徒は、真の神様を知らない国で生まれ、自分が何のために生まれ、何をして生きるのかもわからずに、ただ先祖から伝え聞いた宗教を通して生きていました。そのような生き方は、永遠が存在することも知らず、ただ目先のことだけにとらわれる生き方です。ペテロは、そのような生き方をむなしい生き方と呼んでいます。
彼らは神ではないものを神として、真の神様に背を向けて生きてきました。つまり、神様に対して罪を犯していたということです。罪を犯していたなら、神様からさばきを受け、永遠の滅びに定められます。信徒は、このような御怒りを受ける罪人から、永遠のいのちを持った神様の子どもに変えられました。ペテロは、彼らのこのような人生の大きな変化を「贖い出された」と言っています。贖うというのは、代価を支払って買い戻すということです。
罪を犯したなら、その罪を償わなければなりません。人に対して罪を犯したなら、罰金や懲役などの刑罰が科せられます。しかし、神様に対して罪を犯したなら、罰金など何の意味もありません。ただ、自分のいのちをもって償わなければなりません。ですから、昔は動物のいのちを、自分の身代わりとして神様にささげていました。しかし、動物の血は、完全に罪をきよめることはできません。
そこで、神様はひとり子イエス様の血によって、すべての人の罪を贖うと約束してくださいました。金や銀は価値があります。しかし、これらもいつかは朽ちていきます。時代とともに、また、環境によって、価値が失われます。しかし、キリストの血は、永遠に変わることがない価値を持っています。父なる神様は、これほど高価な尊いイエス様の血、イエス様のいのちを代価として、すべての人を永遠の滅びから、ご自身の御許に立ち帰らせてくださいました。
この贖いの恵みによって、イエス様を信じるすべての人は、むなしい神々ではなく、真の神様を信じる人に変えられました。すべての人は、イエス様がこの世に来てくださって、十字架ですべての人への愛を示してくださり、また、イエス様が死者の中からよみがえられたことによって、イエス様が神の御子キリストであることを知りました。そして、すべての人は、イエス様を通して、真の神様がおられること、そして、すべての人はこの神様に愛される存在として命を与えられたのであり、この神様の栄光を現すために生きていることを知るようになりました。
ですから、イエス様の血によって贖われた人たちは、この世で困難に直面しても、権力者に頼るのではなく、また、金や銀により頼むのでもなく、ただ、真の神様を信じて従い、この力ある神様に希望を持つことができます。
ペテロの手紙第一 1章18-19節
ご存じのように、あなたがたが先祖伝来のむなしい生き方から贖い出されたのは、銀や金のような朽ちる物にはよらず、
傷もなく汚れもない子羊のようなキリストの、尊い血によったのです。
(新改訳2017)
日本では、真の神様を知らずにむなしい生き方をしていた人が多いと思います。私も生まれた家は、浄土真宗でしたから、真の神様については聞いたこともありません。また、自分が神様に対して罪を犯している意識もありませんでした。もちろん、自分は少し良い人だと思っていましたから、自分が永遠の滅びに定められているなど夢にも思いませんでした。
しかし、神様はこのようなむなしい生き方をしていた私たちを、イエス・キリストの十字架の血潮によって贖ってくださいました。ですから、イエス様を救い主と信じたなら、だれでも永遠のいのちをいただいた神様の子どもです。金や銀、また動物の血で贖われたのなら、いつかは贖いの恵みも古びてしまい効力を失います。しかし、キリストの血、十字架でささげられたイエス様のいのちは朽ちることがありません。ですから、私たちの贖いの恵みは永遠に変わることがありません。この驚くような恵みを覚え、どのような時でも、父なる神様に信頼し、希望をもって光の子どもとして歩んでまいりましょう。