2024年12月1日「マリヤの笑顔」木下淳夫 師

タイトルマリヤの笑顔
聖書ルカ1:46~55
説教者木下淳夫師

 今年のクリスマスは、スマイル・クリスマスというテーマで、皆さんと一緒に笑顔あふれるクリスマスをお祝いしたいと願っています。

まず、アドベント第一聖日の今日は、「マリヤの笑顔」というテーマです。

あまり笑顔のイメージがないマリヤですが、彼女の心に喜びを与えてくださった神様の恵みを、私たちもいただきたいと願っています。

ルカの福音書1章46~48節

46 マリヤは言った。「わがたましいは主をあがめ、

47 わが霊は、わが救い主なる神を喜びたたえます。

48 主はこの卑しいはしために目を留めてくださったからです。ほんとうに、これから後、どの時代の人々も、私をしあわせ者と思うでしょう。

(新改訳第三版)

マリヤはヨセフと法的には夫婦として認められていた婚約期間に、聖霊によってイエス様を身ごもりました。当時のユダヤでは、一緒に暮らす前に、妻が妊娠したということがわかれば、その女性は姦淫の罪で石打にされてしまいました。しかし、ヨセフは御使いからマリヤの胎内に宿っている子は、聖霊によるのであり、すべての人を罪から救うキリストであることを示され、マリヤを妻として迎え入れ、出産のときまでマリヤを大切に守りました。

マリヤは親類のエリサベツも、不妊の女性だったのに身ごもっていることを御使いガブリエルから知らされたので、エリサベツの所へ行きました。すると、エリサベツの胎内の子どもが喜んで踊り、エリサベツも聖霊に満たされ、マリヤが神様に祝福されていることを、大声で叫びました。

マリヤもその言葉を聞いて主を賛美しました。聖霊によって神様の子どもを身ごもるということは、だれも経験したことがないことです。ですから、マリヤは大きな不安を抱えていたことでしょう。しかし、エリサベツに会い、聖霊に満たされた祝福の言葉を聞いて、彼女の心は喜びに満たされました。身分が高いわけでもなく、何か特別なことができるわけでもない自分に、主が御目を留めてくださったことを再確認して、マリヤは自分ほど幸せな者はいないと思えるほどの喜びをもって、主を賛美しました。

ルカの福音書1章49~54節

49 力ある方が、私に大きなことをしてくださいました。その御名は聖く、

50 そのあわれみは、主を恐れかしこむ者に、代々にわたって及びます。

51 主は、御腕をもって力強いわざをなし、心の思いの高ぶっている者を追い散らし、

52 権力ある者を王位から引き降ろされます。低い者を高く引き上げ、

53 飢えた者を良いもので満ち足らせ、富む者を何も持たせないで追い返されました。

54 主はそのあわれみをいつまでも忘れないで、そのしもべイスラエルをお助けになりました。 55 私たちの父祖たち、アブラハムとその子孫に語られたとおりです。」

(新改訳第三版)

神様の子どもを身ごもるという大きな恵みを与えてくださった主について、マリヤは、「聖なる方、あわれみ深いお方」と言って、主をほめたたえています。また、主は力あるお方で、心の思いの高ぶっている者を追い散らし、権力ある者を王位から引き降ろされる方であり、イスラエルを救うことができる神様であると言って、主を賛美しています。

ルカの福音書1章46~47節

46 マリヤは言った。「わがたましいは主をあがめ、

47 わが霊は、わが救い主なる神を喜びたたえます。

(新改訳第三版)

エリサベツの胎内の子バプテスマのヨハネは、マリヤの声を聞いて喜び踊りました。また、エリサベツもマリヤとの出会いを通して聖霊に満たされ、マリヤを主に祝福された人であるとして喜び迎えました。それによって、マリヤはガブリエルによって告げられたように、自分が本当に主に祝福されていることを確信しました。

マリヤは、主を恐れかしこむ人でした。だからこそ、マリヤはイエス様の母として選ばれました。そして、主を恐れかしこむ者に、主のあわれみは、代々にわたって及ぶことを確信することができました。

 私たちも、クリスマスを迎えるにあたり、私たちにも主が御目を留めてくださり、御子イエス様を十字架につけるほどに愛してくださったことを覚えて、救い主である神様を喜びたたえましょう。そして、マリヤがエリサベツとの交わりを通して、不安を取り除かれ、笑顔を取り戻したように、私たちも互いに聖霊に満たされた交わりと、祝福の言葉によって、笑顔あふれるクリスマスを迎え迎えましょう。また、マリヤが主を恐れかしこんだように、私たちも主を恐れかしこみ、主のあわれみをいただきましょう。イエス様は、すべての人に救いの手を差し伸べてくださり、主にある兄弟姉妹との交わりを通して、私たちを幸せな者にしてくださいます。