2022年1月1日「来なさい」木下淳夫 師

タイトル来なさい
聖書マタイ14:28~29
説教者木下淳夫師

今年与えられたみことばは、

マタイの福音書14章29節

イエスは「来なさい」と言われた。

(新改訳第三版)

 このみことばを握って、今年一年信仰を持って、イエス様に従っていきたいと願っています。

 イエス様は、人々に、「わたしについて来なさい」また、「すべて、疲れた人、重荷を負っている人は、わたしのところに来なさい。」と、招きのことばをかけてくださっています。しかし、マタイの福音書14章29節の「来なさい」は、すこし状況が異なります。

マタイの福音書14章28〜29節

28 すると、ペテロが答えて言った。「主よ。もし、あなたでしたら、私に、水の上を歩いてここまで来い、とお命じになってください。」

29 イエスは「来なさい」と言われた。そこで、ペテロは舟から出て、水の上を歩いてイエスのほうに行った。

(新改訳第三版)

ペテロが、「主よ。もし、あなたでしたら、私に、水の上を歩いてここまで来い、とお命じになってください。」と、願ったことに対して、イエス様は「来なさい」と、お命じになられました。つまり、これはイエス様のみことばに従って行動しなさいという意味です。

 このとき、ペテロたちは真っ暗なガリラヤ湖で、風に悩まされ身動きが取れなくなっていました。そこに、イエス様が湖の上を歩いて来られたので、彼らは幽霊だと思い恐れました。そのような弟子たちに、イエス様は「しっかりしなさい。わたしだ。恐れることはない」と、声をかけてくださり、ペテロはその御声を信じて、荒れ狂う波の上に立つイエス様の元に近づきたいと願いました。人間が水の上を歩くことなど不可能です。しかし、以前百人隊長がイエス様からおことばをいただければ、病気のしもべはいやされると信じ、その信仰をイエス様が賞賛し、彼の信仰の通り、百人隊長のしもべがいやされたことをペテロは経験していましたので、彼はイエス様にみことばを求めました。そして、イエス様は、ペテロの信仰をご覧になり、「来なさい」とみことばを与えてくださいました。

 私たちも、前にも後ろにも進むことができない困難な状況に陥ることがあります。そのとき、私たちもイエス様にみことばを求めましょう。イエス様は、私たちの信仰をご覧下さり、「来なさい」と行動するように命じてくださいます。イエス様がみことばをくださったなら、ペテロが舟から出て、水の上を歩いてイエス様の方に行ったように、信じて進むだけです。

 今年一年、イエス様からみことばをいただき、信仰を持って行動していきたいと願います。