2025年7月27日「イエス様の愛にとどまる」木下淳夫 師

タイトルイエス様の愛にとどまる
聖書ヨハネ15:9~12
説教者木下淳夫師

今日のテーマは、「イエス様の愛にとどまる」です。

 イエス様は、最後の晩餐の後、過越しのいけにえとして十字架で命を捨てられます。そして、墓に葬られて三日目によみがえられます。しかし、イエス様は天に帰ってしまうため、弟子たちの目には見えなくなることに変わりありません。弟子たちにとって、愛する先生であるイエス様がいなくなることは大きな不安ですが、イエス様は、ご自身がいつまでも生きていて、いつも弟子たちを愛し続けておられることを伝えられました。

今日、私たちも、永遠の神様であるイエス様にとどまることの大切さをみことばを通して学ばせていただき、喜びに満ちた生涯を歩ませていただきたいと願っています。

ヨハネの福音書15章9~12節

9 父がわたしを愛されたように、わたしもあなたがたを愛しました。わたしの愛の中にとどまりなさい。

10 もし、あなたがたがわたしの戒めを守るなら、あなたがたはわたしの愛にとどまるのです。それは、わたしがわたしの父の戒めを守って、わたしの父の愛の中にとどまっているのと同じです。

11 わたしがこれらのことをあなたがたに話したのは、わたしの喜びがあなたがたのうちにあり、あなたがたの喜びが満たされるためです。

12 わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたも互いに愛し合うこと、これがわたしの戒めです。

(新改訳第三版)

 当時のイスラエルでは、主なる神様を礼拝していましたが、残念ながら、神様の御心を知ることがありませんでした。それは、律法を教える指導者たちが、神様よりもこの世を第一としていたからです。そのため、神様はバプテスマのヨハネをお遣わしになり、民が神様から背を向けて、この世を愛していることを認めさせ、悔い改めて彼らの王であるキリストを迎えるように準備をさせられました。そして、イエス様は、父なる神様の御心を行い、父なる神様のみことばを、そのまま民に語ってくださり、彼らが礼拝している神様が、どのようなお方であるのか、また、何を望んでおられるのか、何を彼らに与えようとしておられるのかを教えてくださいました。そして、父なる神様がイエス様を愛しておられることを、普段の生活を通し、また、イエス様が行われた奇跡を通して示してくださいました。このように、イエス様は、人が父なる神様に愛されるということによって、大きな恵みと平安を受けるということを、ご自身の生きざまを通して示してくださいました。

 イエス様は、そのように父なる神様がイエス様を愛しておられた愛によって、弟子たちを愛してくださいました。つまり、弟子たちはイエス様を通して、神様の愛を体験していたと言うことです。そして、イエス様は、改めて弟子たちに命じられます。「わたしの愛の中にとどまりなさい。」

 以前、イスラエルの民は、神様の愛にとどまることができませんでした。ですから、同じ失敗をしないように、どうすればイエス様の愛にとどまることができるのか、イエス様は教えてくださいます。

 イエス様の愛にとどまる方法は、イエス様の戒めを守ることです。これも、イエス様が父なる神様の戒めを守って、ご愛にとどまっておられたことを、弟子たちに見せておられました。

 それでは、なぜイエス様は、弟子たちに対して、ご自身の愛にとどまるように命じられるのでしょうか。

 それは、弟子たちがイエス様の愛にとどまるなら、イエス様の愛と喜びが、弟子たちの内に注がれ、弟子たちの喜びが満たされるからです。弟子たちが、イエス様の愛にとどまるのは、弟子たちが喜びと平安を持つためです。そのために、イエス様は互いに愛し合いなさいと、守るべき戒めを再確認させておられます。

ヨハネの福音書15章9節

わたしの愛の中にとどまりなさい。

(新改訳第三版)

 私たちは、誰かに愛されたいと願っています。愛がなければ、人間は生きることができないとも言われています。ですから、私たちは、親からの愛や、友人、また異性からの愛など、誰かの愛を求めるのですが、この愛の源はイエス様です。愛の源であるイエス様につながり、イエス様の愛にとどまるなら、私たちはいつまでも愛に満たされます。イエス様の愛に満たされるなら、イエス様が残してくださる平安をいただくことができます。また、イエス様の喜びが私たちの内にも注がれ、変わることがない喜びが満たされます。

 この世が与える愛、平安、喜びがどういうものか思い出してください。どれも一時的には、私たちに幸いを与えてくれるのですが、すぐに消え去ってしまいます。この世が与えるものは、いつまでも残ることはありません。いつか失われるものに、私たちの人生を注ぎ込むことは、本当に良いことと言えるでしょうか。

 イエス様は、皆さんがいつまでも変わることがない平安と喜びをもってほしいと願っておられます。ですから、イエス様は、ご自身のいのちを捨ててまで、私たちに永遠のいのちを与える約束をくださいました。そして、イエス様が命じられた、互いに愛し合いなさいという戒めを守って、ご自身の愛の中にとどまるように命じておられます。一人ひとりがこの戒めを守って、イエス様の愛にとどまり、イエス様の平安と喜びに満たされた生涯を歩んでいきたいと願います。