
| タイトル | 実を結ぶ枝 |
| 聖書 | ヨハネ15:1~8 |
| 説教者 | 木下淳夫師 |
今日のテーマは、「実を結ぶ枝」です。
イエス様は、住まいを用意するために天国に行くこと、約束の御霊が与えられること、父なる神様が彼らを愛し、彼らが神様の愛の交わりに加えられることを、この世に残される弟子たちに、教えてくださいました。また、イエス様は互いに愛し合いなさいという、新しい戒めを与えられました。これまで弟子たちは、イエス様を人間の王、人間のキリストと信じて従って来ました。しかし、これからは約束の御霊が与えられることにより、彼らは神の御子イエス・キリストの弟子に変えられます。
イエス様は、神様の御子であるご自身をまことのぶどうの木、そして、弟子たちを枝にたとえて、彼らが良い実を結ぶために、父なる神様が何をしてくださるのか、また、イエス様が何をしてくださるのか、そして、彼らが何をするのかを教えてくださいます。
ヨハネの福音書15章1~4節
1 わたしはまことのぶどうの木であり、わたしの父は農夫です。
2 わたしの枝で実を結ばないものはみな、父がそれを取り除き、実を結ぶものはみな、もっと多く実を結ぶために、刈り込みをなさいます。
3 あなたがたは、わたしがあなたがたに話したことばによって、もうきよいのです。
4 わたしにとどまりなさい。わたしも、あなたがたの中にとどまります。枝がぶどうの木についていなければ、枝だけでは実を結ぶことができません。同様にあなたがたも、わたしにとどまっていなければ、実を結ぶことはできません。
(新改訳第三版)
イエス様はご自身をぶどうの木、父なる神様を農夫とたとえられました。それによって、イエス様は、父なる神様が弟子たちを愛しておられ、成長させてくださるお方であることを教えてくださいました。父なる神様は、実を結ばない枝を取り除くお方であると書かれていますが、これは地面を這っていて実を結びづらくなっている枝を持ち上げることを指しています。これは、実を結ばない枝、弱っている弟子たちを、父なる神様が支えてくださり、実を結ぶように助けてくださると言うことです。また、すでに実を結ぶ枝は、もっと多くの実を結ぶために、悪いところを取り除いてくださいます。
このように父なる神様は、農夫が枝を剪定するように、弟子たちをきよめてくださいます。弟子たちを剪定するために使われるのが、みことばです。父なる神様は、ご自身のみことばをイエス様を通して語ってくださり、そのみことばを受け取った弟子たちはすでに父なる神様によって剪定され、きよめられ多くの実を結ぶ者にされていると、イエス様は教えられました。
このように、弟子たちが良い実を結ぶため、イエス様の弟子として、良い奉仕をするためには、イエス様にとどまり続けることが必要であることが教えられています。
ヨハネの福音書15章5~8節
5 わたしはぶどうの木で、あなたがたは枝です。人がわたしにとどまり、わたしもその人の中にとどまっているなら、そういう人は多くの実を結びます。わたしを離れては、あなたがたは何もすることができないからです。
6 だれでも、もしわたしにとどまっていなければ、枝のように投げ捨てられて、枯れます。人々はそれを寄せ集めて火に投げ込むので、それは燃えてしまいます。
7 あなたがたがわたしにとどまり、わたしのことばがあなたがたにとどまるなら、何でもあなたがたのほしいものを求めなさい。そうすれば、あなたがたのためにそれがかなえられます。
8 あなたがたが多くの実を結び、わたしの弟子となることによって、わたしの父は栄光をお受けになるのです。
(新改訳第三版)
弟子たちは、まことのぶどうの木であるイエス様につながる枝です。イエス様にとどまり、イエス様のみことばを守るなら、彼らの願いをイエス様ご自身が叶えてくださり、その様子を見た多くの人がまことの神様が生きておられること、イエス様こそ救い主であることを知って神様に立ち返り、神様の栄光が現わされます。
当時の弟子たちは、自分で先生を選んで弟子入りしました。当時、イエス様に従っていた人たちも、自分でイエス様の弟子になったと考えていたことでしょう。しかし、イエス様は人間イエスに従ってきた彼らを御霊によって新しく生まれさせ、神の御子であるご自身に従う神様の弟子に変えてくださいます。そして、ご自身の愛の内に住ませてくださいます。そして、彼らがイエス様のいない世にあって、イエス様の愛の実を豊かに結ぶ枝として用いてくださいます。
ヨハネの福音書15章5節
わたしはぶどうの木で、あなたがたは枝です。人がわたしにとどまり、わたしもその人の中にとどまっているなら、そういう人は多くの実を結びます。
(新改訳第三版)
イエス様は、ご自身を救い主と信じるすべての人に、約束の御霊を与えてくださいます。それは、一人ひとりが神様の子どもとして、神様の愛の内に住み、神様の愛に満たされるためです。そして、その愛がぶどうの実がたくさん実るように、この世に広がるためです。そのために、イエス様は、救いに与った弟子たちを枝として用いられます。イエス様は、初めにペテロたち使徒をご自身の枝として、愛の実を結ぶ者としてお遣わし下さいました。そして、使徒たちを通して、多くの信徒が、神様の愛の実として生まれました。そして、今度はその信徒が枝となってイエス様につながり、また、次の世代に実を残し、今、世界中にイエス様から延びる枝から、たくさんの実が結ばれています。
私たちもその実の一つです。イエス様の恵みと平安をいただき、神様の愛をいただいて、日々成長させていただいています。そして、イエス様は、私たちに次の世代に良い実を残す枝となってほしいと願っておられます。ですから、私たちもイエス様にとどまりましょう。イエス様にとどまって、イエス様のみことばをいつも心にとどめて、イエス様に従うなら、すぐに実を結ぶことがなくても、父なる神様は私たちを持ち上げ、また、剪定してくださり、豊かな実を結ぶものにしてくださいます。私たちは、自分の力では何もできませんが、イエス様によって新しく変えられます。そして、イエス様は愛によって結ばれた主の弟子にしてくださいます。主イエス様と同じ心を持った者として、私たちを用いてくださいます。一人ひとりがイエス様の弟子として、いつもイエス様につながり、イエス様の愛と恵みを人々に伝え、父なる神様の栄光を現わしてまいりましょう。