
| タイトル | 主の恵みを証しよう |
| 聖書 | マルコ5:1~20 |
| 説教者 | 木下淳夫師 |
今日のテーマは、「主の恵みを証しよう」です。
イエス様は、神様の恵みを自分だけの喜びにしないで、感謝して他の人にも知らせるように命じておられます。ですから、教会では、神様から与えられた恵みを他の人にも分かち合います。
今日、みことばを通して、私たちにも与えられている恵みを覚え、一人ひとりが主を証してほしいと願っています。
マルコの福音書 5章1~5節
1 こうして一行は、湖の向こう岸、ゲラサ人の地に着いた。
2 イエスが舟から上がられるとすぐに、汚れた霊につかれた人が、墓場から出て来てイエスを迎えた。
3 この人は墓場に住みついていて、もはやだれも、鎖を使ってでも、彼を縛っておくことができなかった。
4 彼はたびたび足かせと鎖でつながれたが、鎖を引きちぎり、足かせも砕いてしまい、だれにも彼を押さえることはできなかった。
5 それで、夜も昼も墓場や山で叫び続け、石で自分のからだを傷つけていたのである。
(新改訳2017)
イエス様は弟子たちと一緒にガリラヤ湖を舟で渡り、ゲラサ人の地に行かれました。イエス様がこの地上に来られた目的は、まずイスラエルの民が悔い改めてイエス様をキリストと信じて神の国に入るためでした。しかし、イエス様が、わざわざ異邦人の地に向かわれたことから、イエス様はすべての人を愛しておられ、すべての人を救うために来られたことがわかります。そして、この時イエス様が救いたいと願われたのは、たった一人この地で汚れた霊につかれ、自由を失っていた人でした。
マルコの福音書 5章6~13節
6 彼は遠くからイエスを見つけ、走って来て拝した。
7 そして大声で叫んで言った。「いと高き神の子イエスよ、私とあなたに何の関係があるのですか。神によってお願いします。私を苦しめないでください。」
8 イエスが、「汚れた霊よ、この人から出て行け」と言われたからである。
9 イエスが「おまえの名は何か」とお尋ねになると、彼は「私の名はレギオンです。私たちは大勢ですから」と言った。
10 そして、自分たちをこの地方から追い出さないでください、と懇願した。
11 ところで、そこの山腹では、おびただしい豚の群れが飼われていた。
12 彼らはイエスに懇願して言った。「私たちが豚に入れるように、豚の中に送ってください。」
13 イエスはそれを許された。そこで、汚れた霊どもは出て行って豚に入った。すると、二千匹ほどの豚の群れが崖を下って湖へなだれ込み、その湖でおぼれて死んだ。
(新改訳2017)
汚れた霊につかれた人は、イエス様が岸につくと遠くから走って来てイエス様を拝しました。汚れた霊と言っても霊であるには変わりないので、この人に憑りついていた霊は、イエス様がまことの神様であることに気づいたからです。
しかし、イエス様は汚れた霊に対して、この人から出ていくように命じられました。すると、この人に憑りついていた汚れた霊は「いと高き神の子イエスよ、私とあなたに何の関係があるのですか。神によってお願いします。私を苦しめないでください。」と懇願しました。イエス様がこの霊に名前を尋ねられると、この汚れた霊はレギオンであると名乗りました。そして、レギオンは、この地方から追い出されることを恐れ、そこで飼われていた豚の群に入ることを求めました。
イエス様は、レギオンの願いを聞き入れて、レギオンが豚の群に入ることをお許しになられました。すると、2,000頭ほどいた豚の群は崖を駆け下り、湖に入りおぼれて死んでしまいました。
マルコの福音書 5章14~17節
14 豚を飼っていた人たちは逃げ出して、町や里でこのことを伝えた。人々は、何が起こったのかを見ようとやって来た。
15 そしてイエスのところに来ると、悪霊につかれていた人、すなわち、レギオンを宿していた人が服を着て、正気に返って座っているのを見て、恐ろしくなった。
16 見ていた人たちは、悪霊につかれていた人に起こったことや豚のことを、人々に詳しく話して聞かせた。 17 すると人々はイエスに、この地方から出て行ってほしいと懇願した。
(新改訳2017)
イエス様がレギオンを追い出したことを見ていた人たちの様子が記されています。この地方の人たちは、イエス様が来たことで、今まで墓場や山で叫び続け、自分の体を石で傷つけ、鎖すらも引きちぎっていた人が正気に戻ったこと、また、自分たちが飼っていた豚が大量に湖でおぼれ死んでいる様子を見たので、何が起こったのか全く理解ができず、ただ恐怖を抱きました。そして、彼らが出した結論は、イエス様にこの地方から出て行ってもらうということでした。イエス様がこの地方にいたら、さらに自分たちの財産に大きな被害が出ると考えたからです。
マルコの福音書 5章18~20節
18 イエスが舟に乗ろうとされると、悪霊につかれていた人がお供させてほしいとイエスに願った。
19 しかし、イエスはお許しにならず、彼にこう言われた。「あなたの家、あなたの家族のところに帰りなさい。そして、主があなたに、どんなに大きなことをしてくださったか、どんなにあわれんでくださったかを知らせなさい。」
20 それで彼は立ち去り、イエスが自分にどれほど大きなことをしてくださったかを、デカポリス地方で言い広め始めた。人々はみな驚いた。
(新改訳2017)
周りの人はイエス様に出て行ってもらいたかったのですが、正気に戻った人は、イエス様のもとを離れたくはありませんでした。しかし、イエス様はこの人に、「あなたの家、あなたの家族のところに帰りなさい。そして、主があなたに、どんなに大きなことをしてくださったか、どんなにあわれんでくださったかを知らせなさい。」と命じられました。そして、彼はイエス様に命じられた通り、イエス様がどれほど大きな恵みをくださったかを、その地方の人々に証しました。
マルコの福音書 5章19節
「あなたの家、あなたの家族のところに帰りなさい。
そして、主があなたに、どんなに大きなことをしてくださったか、
どんなにあわれんでくださったかを知らせなさい。」
(新改訳2017)
イエス様は、ゲラサ人の地で汚れた霊に捕らわれ、死の淵で苦しんでいた一人の人を救ってくださいました。このようにイエス様は、この世界の一人ひとりを愛しておられます。そして、救いの恵みに与った人たちに、主がどんなに大きなことをしてくださったか、どんなにあわれんでくださったかを知らせることを望んでおられます。
私たちも、死の陰の谷に座っていたものでした。そのような者にも主は御目をとめてくださり、イエス様の十字架の血潮によって私たちを贖ってくださいました。そして、日々あわれみを注いでくださっています。この恵みとあわれみを感謝して主を礼拝しましょう。また、このキリストの愛と恵みを、他の人たちにも証してまいりましょう。