2026年7月5日「私たちは神の民である」木下淳夫 師

タイトル私たちは神の民である
聖書1ペテロ2:1~10
説教者木下淳夫師

 今日は、「私たちは神の民である」というテーマで、次の三つのポイントでお話しさせていただきます。

1 みことばを慕い求めよとの命令
2 みことばを通して信じたイエス様
3 みことばを信じた信徒の身分と役割

ペテロの手紙第一 2章1~10節

1 ですからあなたがたは、すべての悪意、すべての偽り、偽善やねたみ、すべての悪口を捨てて、

2 生まれたばかりの乳飲み子のように、純粋な、霊の乳を慕い求めなさい。それによって成長し、救いを得るためです。

3 あなたがたは、主がいつくしみ深い方であることを、確かに味わいました。

4 主のもとに来なさい。主は、人には捨てられたが神には選ばれた、尊い生ける石です。

5 あなたがた自身も生ける石として霊の家に築き上げられ、神に喜ばれる霊のいけにえをイエス・キリストを通して献げる、聖なる祭司となります。

6 聖書にこう書いてあるからです。

「見よ、わたしはシオンに、選ばれた石、尊い要石を据える。
 この方に信頼する者は決して失望させられることがない。」

7 したがってこの石は、信じているあなたがたには尊いものですが、信じていない人々にとっては、
「家を建てる者たちが捨てた石、それが要の石となった」のであり、

8 それは「つまずきの石、妨げの岩」なのです。彼らがつまずくのは、みことばに従わないからであり、また、そうなるように定められていたのです。

9 しかし、あなたがたは選ばれた種族、王である祭司、聖なる国民、神のものとされた民です。
 それは、あなたがたを闇の中から、ご自分の驚くべき光の中に召してくださった方の栄誉を、あなたがたが告げ知らせるためです。

10 あなたがたは以前は神の民ではなかったのに、今は神の民であり、あわれみを受けたことがなかったのに、今はあわれみを受けています。

(新改訳2017)

1 みことばを慕い求めよとの命令

 1章の終わりのところで、信徒たちが救われたのは、使徒たちから伝えられた神様のみことばを信じたからだと言っています。このように、神様のみことばは、人を滅びから救いいのちを与えますから、救われた信徒は、さらにみことばを慕い求めて成長するようにと、ペテロは命じています。

 特に、この当時の信徒たちが、悪による迫害を受けている状況だったと考えられますから、悪に対して悪で応じるようなことをしないで、困難な状況からも救いを得るために主のみことばにより頼むように命じています。

2 みことばを通して信じたイエス様

信徒たちはイエス様を救い主であるという真理をみことばを通して信じました。そして、信じたことによって、信徒はイエス様がいつくしみ深い方であることを経験しました。

このイエス様は、人には捨てられたけれども、神様に選ばれたお方であるということを、旧約聖書の預言を通して、ペテロは教えています。そして、イエス様が神様に選ばれた生ける石、また尊い要石であり、信徒もまたイエス様の恵みを受けて生ける石として霊の家に築き上げられるという真理を、ペテロは教えています。そして、信徒は家を築き上げる石であるというだけでなく、聖なる祭司という役割を担っていることを教えています。

このように、イエス様は信じる人たちを闇の中から、ご自分の驚くべき光の中に召してくださった方であり、聖なる祭司という大切な役割を与えてくださったお方です。

一方、当時の信徒たちを迫害する人たちのように、イエス様を信じない人もいます。しかし、これも預言を通して語られていたことが成就しているとペテロは教えています。

イエス様を信じない人たちは自分の意志でみことばに聞き従いませんでした。そして、自分でみことばにつまずきました。ですから、そのような人たちは、神様のあわれみを受けることなく、そのまま闇の中に残されています。

3 みことばを信じた信徒の身分と役割

 信徒たちはもともと、暗闇の中にいた者であり、神様から遠く離れた者、罪の奴隷であり、人からも捨てられていました。しかし、信徒たちはみことばを聞いてイエス様を救い主と信じたことにより、選ばれた種族、王である祭司、聖なる国民、神のものとされた民という身分に変えられました。王の王、主の主で、まことの光であるイエス様の御許に召されました。以前は神の民ではなかったのに、今は神の民であり、あわれみを受けたことがなかったのに、今はあわれみを受けるものに変えられました。

 このような恵みをいただいているからこそ、救われた信徒は、この恵みに感謝して、神様に喜ばれる霊のいけにえ、心からの賛美を、イエス・キリストを通して父なる神様にささげます。また、自分が受けた恵みと栄誉を宣べ伝えます。

ペテロの手紙第一 2章10節

あなたがたは以前は神の民ではなかったのに、今は神の民であり、
あわれみを受けたことがなかったのに、今はあわれみを受けています。

(新改訳2017)

 私たちも、以前は神の民ではありませんでした。しかし、みことばを信じて救いにあずかり、神の民にしていただきました。御怒りを受けるべきだったのに、あわれみを受けています。父なる神様は、愛する子どもたちの成長を望んでおられます。ですから、私たちはみことばを慕い求め、父なる神様の御心を深く知り、聖霊様に助けていただいてイエス様のような人へと成長させていただきましょう。

 この世では困難もあると思いますが、イエス様も人には捨てられたお方です。しかし、神様は人に捨てられたイエス様こそ、尊い要石であると定めておられました。私たちも、イエス様によって生ける石とされたものです。この世の困難に屈することなく、神の民としてすべての悪を捨ててイエス様のみことばに聞き従い、また、絶えず賛美のいけにえを主に捧げ、主の栄誉を宣べ伝えてまいりましょう。