2025年8月17日「御霊による証し」木下淳夫 師

タイトル御霊による証し
聖書ヨハネ15:18~27
説教者木下淳夫師

 今日のテーマは、「御霊による証し」です。

 イエス様は、福音を伝えるために、弟子たちをお遣わしになります。それは、彼らの証により、イエス様が私たちの罪のために十字架でいのちを捨ててくださったことを伝え、信仰による救いを与えるためです。しかし、証しをすると言っても、簡単なことではありません。なぜなら、イエス様ご自身が、この世の支配者たちに迫害されていたからです。しかし、イエス様は、そのような困難な働きをすることになる弟子たちを励ましてくださいます。

 私たちも、時代は異なりますが、イエス様のことを証することが困難な世に生きていることは同じです。ですから、イエス様のみことばをしっかりと聞いて、与えられた働きを全うしたいと願っています。

ヨハネの福音書15章18~25節

18 もし世があなたがたを憎むなら、世はあなたがたよりもわたしを先に憎んだことを知っておきなさい。

19 もしあなたがたがこの世のものであったなら、世は自分のものを愛したでしょう。しかし、あなたがたは世のものではなく、かえってわたしが世からあなたがたを選び出したのです。それで世はあなたがたを憎むのです。

20 しもべはその主人にまさるものではない、とわたしがあなたがたに言ったことばを覚えておきなさい。もし人々がわたしを迫害したなら、あなたがたをも迫害します。もし彼らがわたしのことばを守ったなら、あなたがたのことばをも守ります。

21 しかし彼らは、わたしの名のゆえに、あなたがたに対してそれらのことをみな行います。それは彼らがわたしを遣わした方を知らないからです。

22 もしわたしが来て彼らに話さなかったら、彼らに罪はなかったでしょう。しかし今では、その罪について弁解の余地はありません。

23 わたしを憎んでいる者は、わたしの父をも憎んでいるのです。

24 もしわたしが、ほかのだれも行ったことのないわざを、彼らの間で行わなかったのなら、彼らには罪がなかったでしょう。しかし今、彼らはわたしをも、わたしの父をも見て、そのうえで憎んだのです。

25 これは、『彼らは理由なしにわたしを憎んだ』と彼らの律法に書かれていることばが成就するためです。

(新改訳第三版)

 イエス様のメッセージは、悲しいお知らせから始まります。これから、遣わされる世で、弟子たちは憎まれます。こういうことを聞くと、イエス様を信じることに、メリットを感じないかもしれません。しかし、真実なイエス様は、イエス様を信じて従うことによって、苦しむこともあるという事実を、隠すことなく伝えておられます。

 この地上のすべての人は、この世と呼ばれる神様から離れている人たちのグループと、神様に属する人のグループに分かれます。そして、この世は悪魔が支配するので、神様に敵対する性質があります。しかし、すべてを治めておられるのは神様です。悪魔も神様に敵対するのですが、勝ち目は全くありません。それでも、悪魔は神様にさばかれないために、人間を惑わして神の国が造られないように、さまざまな妨害をします。その一つが、神の国の王であるイエス様を迫害するということです。

 イエス様がこの世からいなくなれば、神の国は地上に現れません。また、天に昇られたイエス様が、再びこの地に帰って来られると約束されているのですが、イエス様を信じる者がこの地上からいなくなれば、王であるイエス様が帰る場所がありません。そのため、悪魔ははじめにイエス様ご自身を攻撃し、それに失敗したので、今度はイエス様を信じる人たち、イエス様の弟子たちを攻撃します。

イエス様は、そのような戦いがこの世にはあるということを、ご自身が迫害された事実をもとに、弟子たちに伝えています。

ヨハネの福音書15章26~27節

26 わたしが父のもとから遣わす助け主、すなわち父から出る真理の御霊が来るとき、その御霊がわたしについてあかしします。

27 あなたがたもあかしするのです。初めからわたしといっしょにいたからです。

(新改訳第三版)

このような困難な世に出て行くことがわかっていると、だれも行きたくないと思います。しかし、イエス様はこのようなきびしい戦いの中にあっても、助け主である聖霊様をお送りくださるから、弟子たちは勝利することができると約束してくださっています。この時の弟子たちは、イエス様がいなくなるということを考えただけで悲しみと不安に押しつぶされそうになっていました。とても、イエス様のことを人々に伝えることなどできそうにありません。

それでも、イエス様は、ご自身がお選びになった弟子たちを、お遣わしになります。イエス様は、ご自身の愛を余すところなく注ぎ、彼らを友と呼んでくださいました。そして、その愛をすべての人に伝えるように命じられました。愛は人と人のつながりがなければ伝わりません。だからこそ、イエス様は弟子たちを通して、ご自身の愛を伝えられます。そして、弟子たちを助けるために、真理の御霊を与えてくださいます。その御霊がイエス様を証してくださいます。弟子たちが自分が見てきたイエス様を証するとき、御霊が語る弟子たちと、その証を聞く人たちに働いてくださいます。ですから、弟子たちは信仰をもって証しするように命じられています。 

ヨハネの福音書15章26節

26 わたしが父のもとから遣わす助け主、すなわち父から出る真理の御霊が来るとき、その御霊がわたしについてあかしします。

(新改訳第三版)

 私たちも、証しをするとき、何を話そうかと迷うと思います。普段、自分の趣味や勉強してきたことについては人に話しやすいけれども、イエス様について証しするとなると、何も話せなくなる人がいるのではないでしょうか。

 今日、覚えていただきたいことを三つ申し上げます。

 1番目、イエス様を信じて従う人は、この世のグループから、イエス様によって選び出され神様のグループに属していて、イエス様によってこの世に遣わされているということです。

 それは、イエス様の愛を伝えるためには、人と人との交わりが必要だからです。イエス様は、お選びになった人に愛を注ぎ、その愛を次の人に、また次の人に伝えていくようにしてくださいました。

 2番目、遣わされた目的は、イエス様を証すると言うことです。

 3番目、私たちがイエス様を証ることを、聖霊様が助けてくださると言うことです。そこで、私たちがすべきことは、自分が経験したイエス様をそのまま話すと言うことです。ですから、私たちは、聖書を通してイエス様を深く知るようにしましょう。祈りを通して、イエス様との交わりを深めるようにしましょう。そして、イエス様の愛を一人でも多くの人に伝えてまいりましょう。