2026年6月28日「いのちを生み出す神様のみことば」木下淳夫 師

タイトルいのちを生み出す神様のみことば
聖書1ペテロ1:22~25
説教者木下淳夫師

 今日のテーマは、「いのちを生み出す神様のみことば」です。

 教会では、聖書を読むことを強く勧めています。今日は、なぜ教会で、聖書を読むことを勧めているのか、使徒ペテロが書き送った手紙から学ばせていただきたいと願っています。

ペテロの手紙第一 1章22~25節

22 あなたがたは真理に従うことによって、たましいを清め、偽りのない兄弟愛を抱くようになったのですから、きよい心で互いに熱く愛し合いなさい。

23 あなたがたが新しく生まれたのは、朽ちる種からではなく朽ちない種からであり、生きた、いつまでも残る、神のことばによるのです。

24 「人はみな草のよう。その栄えはみな草の花のようだ。草はしおれ、花は散る。

25 しかし、主のことばは永遠に立つ」とあるからです。これが、あなたがたに福音として宣べ伝えられたことばです。

(新改訳2017)

 ペテロは、信徒に対して互いに熱く愛し合いなさいと命じています。主にある兄弟姉妹が互いに愛し合うことは、イエス様が命じられたことです。それは、兄弟姉妹が主を愛し、隣人を愛し、互いに愛し合うことにより、神様の愛の交わりの内にとどまり、主にあって平安をいただき、喜びに満たされ、困難の中でも希望を持つことができるからです。また、互いに愛し合うことは、信徒だけが恵みを受けるのではなく、信徒でない人が兄弟姉妹の交わりを見たときに、イエス・キリストの愛を知るようになり救いに導かれます。

 ですから、ペテロは困難の中にいる兄弟姉妹に対して、互いに愛し合うことを命じたのですが、これは決して無理な命令ではありません。なぜなら、信徒たちは、むなしい神々に従うことをやめて、真理であるイエス・キリストに従うことを決心したからです。信徒たちは、イエス様に従うことによって、イエス様が語られた真理のみことばに聴き従うようになり、たましいを清めました。そして、イエス様が弟子たちを愛してくださったように、偽りのない兄弟愛を抱くようになりました。

 このような大きな変化をもたらしたのが、神様のみことばです。この手紙を受け取った信徒たちは、イエス様を直接見ていなかったことと思います。それでも、イエス様を生ける神の御子キリストであると信じたのは、使徒たちが神様の約束を伝えたからです。その約束に信じる価値があると認めた人たちは、自分たちがむなしく、神様に対して罪深い生き方をしてきたことを認めて悔い改め、イエス様の十字架の血潮による罪の赦しを求めました。そして、彼らは信仰により、恵みによって救いを受け、失われることのない希望を持ち、偽りのない兄弟愛を抱くように変えられました。

 ペテロは、信徒たちにこのような変化をもたらしたのは、朽ちる種ではなく、朽ちることがない種であり、その種は生きた、いつまでも残る神様のみことばであると言っています。

 ペテロは、神様のみことばについて、神様が預言者イザヤに語られたみことばを引用して教えています。人間はどんなに栄えているように見えても、やがては草のようにしおれ、また、花が散るようにその栄光も失われます。それが肉なるものの宿命です。しかし、霊である神様は永遠なるお方です。ですから、神様のみことばも永遠です。朽ちることがありません。また、変わることがありません。生ける神様がみことばをもって約束されたことは、いつまでも残ります。だからこそ、ペテロは、この神様の約束のみことばによって新しく生まれたのだから、兄弟姉妹は互いに熱く愛し合うことを命じています。

ペテロの手紙第一 1章23節

あなたがたが新しく生まれたのは、朽ちる種からではなく朽ちない種からであり、生きた、いつまでも残る、神のことばによるのです。

(新改訳2017)

 私たちも、当時の信徒たちと同じように、神様の約束を信じました。イエス様が、生ける神の御子キリストであることを信じました。そのイエス様が、自分の罪のために十字架で命を捨てて、私たちが受けるべきだった罪の罰を受けてくださり、私たちを贖ってくださったことを信じました。そして、イエス様の復活を信じ、罪深い肉においてはイエス様といっしょに十字架につけられて死んだ者であり、霊においてはイエス様と共によみがえらせていただいたものであると信じました。そして、今、私たちは永遠のいのちをいただき、神様の子どもという特権を与えられていることを信じています。これはすべて、神様の約束に基づいたことであり、聖書に記されていることです。人間が考え出した教えではありません。

 私たちは、神様によって命を与えられました。しかし、肉においては罪を犯し、むなしい生き方をしていました。このような私たちが新しく生まれたのは、神様のみことばによることだということを覚えましょう。このように、神様はみことばによって私たちを新しく生まれさせてくださり、さらに成長できるように、いのちのみことばを与え続けてくださっています。このみことばを、日々受け取って、神様の子どもとして、イエス様に似た者へと成長させていただきたいと願います。