
| タイトル | 求めなさい |
| 聖書 | ヨハネ16:23~24 |
| 説教者 | 木下淳夫師 |
今日のテーマは、「求めなさい」です。
皆さんの中には、誰かにお願いをするのが得意な人と、そうでない人がいると思います。どちらかというと、私もお願いをするのは得意な方ではありません。というのは、相手に悪いという気持ちもあります。また、自分でも何をお願いしていいのかわからないということもあったりして、お願いできないことが多いように思います。しかし、神様に求めることについては話が違います。神様は自分が思いもつかないことを計画しておられ、どんなことでもできるお方ですから、まず、祈り求めるようにしています。
今日、皆さんも、イエス様のみことばを聞いて、遠慮することなく主なる神様に祈り求めて喜びに満ちた信仰生活を歩んでいただきたいと願っています。
ヨハネの福音書16章23~24節
23 その日には、あなたがたはもはや、わたしに何も尋ねません。まことに、まことに、あなたがたに告げます。あなたがたが父に求めることは何でも、父は、わたしの名によってそれをあなたがたにお与えになります。
24 あなたがたは今まで、何もわたしの名によって求めたことはありません。求めなさい。そうすれば受けるのです。それはあなたがたの喜びが満ち満ちたものとなるためです。
(新改訳第三版)
これまで弟子たちは、イエス様と一緒に生活する中で、食べ物や着る物など、一日に必要な物が足りなくなりそうな不安があったかもしれません。それでも、彼らはイエス様と一緒にいることによって、必要は満たされていました。また、イエス様は、弟子たちをお遣わしになった時も、彼らに何も持たせずに出て行かせ、そこで神様が必要を満たしてくださることを体験させられました。このように、イエス様は、神様がともにいてくださるとき、必要な物は神様が備えてくださるということを、弟子たちに教えておられました。そして、いよいよイエス様が彼らから離れる時がやって来たこの時、イエス様は、弟子たちに父なる神様に祈り求めるように命じられました。
いままでは、一緒にいてくださるイエス様に、何でも尋ねることができました。また、何でも必要な物を、イエス様に求めることができました。しかし、今から始まる過越しの祭りの後、彼らは今までのように、目に見えるイエス様に尋ねることも、より頼むこともできません。だからこそ、イエス様は、弟子たちに対して、父なる神様に祈り求めるように命じられました。
今まで、弟子たちは主なる神様を信仰していると言っても、遠くに感じていたかもしれません。主を礼拝していると言っても、当時の礼拝は形式的になっていて、心から自分の罪を悔い改め、主を愛して、主に従う信仰をもっている人は少なくなっていました。
このような時代でしたから、イエス様は、主なる神様が愛なるお方であることを教えてくださいました。そして、神様はご自身の民を愛しておられ、その必要をご存じであり、それを満たすことがおできになることを、弟子たちが知るため、イエス様は弟子たちに、「求めなさい。そうすれば受けるのです。」と、彼らを導いておられます。そのように、イエス様がおっしゃってくださるのは、弟子たちの喜びが満ち満ちたものとなるためです。
ヨハネの福音書16章24節
求めなさい。そうすれば受けるのです。それはあなたがたの喜びが満ち満ちたものとなるためです。
(新改訳第三版)
イエス様は、求めなさいと命じておられます。そして、求めるなら受けると約束してくださっています。それは、主に祈り求める私たちの喜びが満ち満ちたものとなるためです。この約束を握って、主に祈り求めて、喜びに満ちた信仰生活を歩んでいきたいのですが、一つだけ注意していただきたいことがあります。それは、イエス様の名によって祈るということです。これは、イエス様が、私たちの祈りを、イエス様の祈りとしてくださるという約束です。このことを覚える時、自己中心な祈りばかりはできないことがわかると思います。
そして、このときの弟子たちに最も必要だったものを思い出しましょう。それは、イエス様に代わる、もう一人の助け主である聖霊様です。聖霊様が与えられることは、人間には思いもつきません。しかし、イエス様は、あなたがたが父に求めることは何でも、父が与えてくださると約束してくださっています。ですから、イエス様は、弟子たちに聖霊様が与えられるように祈り、彼らの内に聖霊様が住み、彼らがいつもイエス様の喜びで満たされることを願っておられました。
毎日の必要や、自分の希望をかなえることを祈ることも大切ですが、それらを与えてくださる主ご自身を求めること、神様の愛の内におらせていただくことを、まず求めましょう。そして、私たちの内に住んでくださっている聖霊様を通して与えられる神様の愛を経験しましょう。イエス様の恵みをより深く味わい、感謝と賛美をもって主に従って歩ませていただきましょう。そうするときに、私たちの喜びは、いつまでも失われることがなく、満ち満ちたものになっていきます。