
| タイトル | 聖霊に満たされた弟子たち |
| 聖書 | 使徒4:29~31 |
| 説教者 | 木下淳夫師 |
今日は、ペンテコステ礼拝です。
ペンテコステは、五旬節という意味で、大麦の初穂をささげる「初穂の祭り」から50日目に行なわれるため、五旬節とか七週の祭りと呼ばれています。そして、この日から小麦の収穫が始まることをお祝いしていました。現代の教会では、小麦の収穫をお祝いすることもありません。ペンテコステを祝いしているのは、私たちと共にいてくださる聖霊様が与えられた日を記念しているからです。
今日は、与えられた聖霊様の助けと導きをいただいた当時の弟子たちについてみことばから学び、私たちも当時の弟子たちのように、イエス・キリストを証して神様の栄光を現したいと願っています。
使徒の働き 4章29~31節
29 主よ。今、彼らの脅かしをご覧になって、しもべたちにあなたのみことばを大胆に語らせてください。
30 また、御手を伸ばし、あなたの聖なるしもべイエスの名によって、癒やしとしるしと不思議を行わせてください。」
31 彼らが祈り終えると、集まっていた場所が揺れ動き、一同は聖霊に満たされ、神のことばを大胆に語り出した。
(新改訳2017)
使徒ペテロとヨハネは、宮の門に座っていた生まれつき歩けなかった人を、イエス・キリストの名によっていやし、また、イエス様の復活を証しました。すると、その騒ぎを聞きつけたユダヤ人の指導者たちは、二人をとらえました。しかし、ペテロとヨハネを通してなされた奇跡によって、群衆が神様を崇めていたので、ユダヤ人たちは、二人を罰することもできませんでした。ただ、彼らは、ペテロとヨハネに今後いっさいイエスの名によって語ったり、教えたりしてはならないと命じました。
二人は「神に聞き従うよりも、あなたがたに聞き従うほうが、神の御前に正しいかどうか、判断してください。私たちは、自分たちが見たことや聞いたことを話さないわけにはいきません。」と言って、彼らの命令に屈することはありませんでした。ユダヤ人たちは、群衆を恐れて二人を罰することができなかったので、さらに二人を脅したうえで釈放しました。
釈放されたペテロとヨハネは、仲間たちのところに行って、祭司長たちや長老たちが言ったことをすべて話して、みんなで心を一つにして神様に祈りました。その祈りの最後がこの29節から31節です。
当時の弟子たちは、権力者から脅されても、決して屈することなく、「あなたのみことばを大胆に語らせてください」と祈りました。彼らは権力者の迫害から、自分たちを守ってくださいと祈るのではなく、このような状況を、主がご覧になって、その中でも自分たちが福音を語ることができるように、また、イエス様の御名によって、癒しとしるしと不思議を行い、イエス様こそまことの神様であり、イエス様こそ約束のキリストであることを証することができるように祈りました。
弟子たちが行うことを求めた「癒しとしるしと不思議」は、イエス様が、ご自分が約束のキリストであることを証するためになさっていたことです。弟子たちは、さまざまな奇跡をイエス様の御名によって行うことによって、イエス様を証したいと願っていました。
その祈りを主なる神様は聞いてくださいました。この祈りが終わると、一同は聖霊に満たされました。聖霊に満たされるといのうは、その人のすべてが聖霊様と一つになった状態です。ですから、その人のあらゆることばを通して、行いを通して、神様の御心がなされます。当時の弟子たちは、心を一つにして祈った祈りによって聖霊に満たされ、この後、彼らが祈ったように神様のみことばを大胆に語りだしました。
使徒の働き 4章31節
彼らが祈り終えると、集まっていた場所が揺れ動き、一同は聖霊に満たされ、神のことばを大胆に語り出した。
(新改訳2017)
聖霊に満たされた弟子たちが、神様のみことばを大胆に語ったことにより、エルサレムで多くの人がイエス様をまことの神様、救い主であると信じました。さらに、ユダヤにとどまることなく、ローマに支配されていた世界中に、神様のみことばが伝えられ、福音が広がっていきました。そして、私たちにも福音が届けられています。
ですから、私たちはペンテコステ礼拝を守り、救いの恵みに感謝しています。そして、その恵みを次の世代に、また、まだ福音を聞いたことがない地域の人にも宣べ伝えることができるように、私たちも当時の弟子たちと同じように、心を一つにして祈ってまいりましょう。
福音を伝えるときには困難もあります。しかし、当時の弟子たちが権力者に脅かされてもなお神様のみことばを語ること、イエス様を証することを求めたように、私たちも祈り求めるなら、聖霊様が私たちを満たしてくださり、神様はご自身の栄光を、御霊によって現わしてくださいます。