2025年12月14日「変えられた羊飼いたちの人生」木下淳夫 師

タイトル変えられた羊飼いたちの人生
聖書ルカ2:8~20
説教者木下淳夫師

 今日のテーマは、「変えられた羊飼いたちの人生」です。

 イエス様の降誕によって、多くの人の人生が変わりました。マリヤはイエス様を身ごもったことにより、また、ヨセフは妻マリヤが身ごもったことにより、彼らの人生は変わりました。その後、イエス様に出会って、いろいろな人たちの人生が変えられました。

 今日は、お生まれになったイエス様を、最初に拝んだ羊飼いたちの変化をご一緒に学ばせていただき、私たちも喜びと賛美に満たされた人生を歩ませていただきたいと願っています。

ルカの福音書2章8~14節

8 さて、この土地に、羊飼いたちが、野宿で夜番をしながら羊の群れを見守っていた。

9 すると、主の使いが彼らのところに来て、主の栄光が回りを照らしたので、彼らはひどく恐れた。

10 御使いは彼らに言った。「恐れることはありません。今、私はこの民全体のためのすばらしい喜びを知らせに来たのです。

11 きょうダビデの町で、あなたがたのために、救い主がお生まれになりました。この方こそ主キリストです。

12 あなたがたは、布にくるまって飼葉おけに寝ておられるみどりごを見つけます。これが、あなたがたのためのしるしです。」

13 すると、たちまち、その御使いといっしょに、多くの天の軍勢が現れて、神を賛美して言った。

14 「いと高き所に、栄光が、神にあるように。地の上に、平和が、御心にかなう人々にあるように。」

(新改訳第三版)

 羊飼いたちは、夜の間も野宿をして羊の群れを見守っていました。すると、主の使いが彼らのところに現れました。また、主の栄光が彼らの回りを照らしました。主の栄光は、神様の臨在を示すものです。つまり、この栄光はまことの神様であるイエス様が、この世にお生まれになったことを示すものです。ただ、羊飼いたちは、主の使いも、主の栄光も見たことがありません。ですから、何が起こったのかわからず、ひどく恐れてしまいました。

 そのように恐れていた羊飼いたちに、御使いは「恐れることはありません。今、私はこの民全体のためのすばらしい喜びを知らせに来たのです。」と、語って彼らの心を落ち着かせ、大切なメッセージを伝えました。そのメッセージが、「きょうダビデの町で、あなたがたのために、救い主がお生まれになりました。この方こそ主キリストです。」という、驚くべき知らせでした。羊飼いたちは、ラビたちから律法を学ぶこともなかったので救い主が与えられるという約束を知らなかったと思いますが、ローマに支配されていたこの時代に、イスラエルの神様が自分たちを救ってくださることを待ち望んでいたことでしょう。

そして、主の使いは、羊飼いたちがお生まれになった救い主イエス様を見つけることができるように、彼らへのしるしを教えました。それが、生まれて来た救い主は、布にくるまって飼い葉おけに寝ている赤ちゃんであるということでした。普通なら、このような赤ちゃんはいませんので、明確なしるしになります。主の使いは、この知らせを告げると、多くの天の軍勢と一緒に神様を賛美して、天に帰っていきました。

ルカの福音書2章15~20節

15 御使いたちが彼らを離れて天に帰ったとき、羊飼いたちは互いに話し合った。「さあ、ベツレヘムに行って、主が私たちに知らせてくださったこの出来事を見て来よう。」

16 そして急いで行って、マリヤとヨセフと、飼葉おけに寝ておられるみどりごとを捜し当てた。

17 それを見たとき、羊飼いたちは、この幼子について告げられたことを知らせた。

18 それを聞いた人たちはみな、羊飼いの話したことに驚いた。

19 しかしマリヤは、これらのことをすべて心に納めて、思いを巡らしていた。

20 羊飼いたちは、見聞きしたことが、全部御使いの話のとおりだったので、神をあがめ、賛美しながら帰って行った。

(新改訳第三版)

 羊飼いたちは、御使いの知らせを聞いて、お生まれになった救い主を拝むためにベツレヘムに向かいました。そこで飼い葉おけに寝ていた救い主イエス様を捜し当てました。羊飼いたちは、自分たちが御使いによって、救い主の降誕を知らされ、そのお方が飼い葉おけに寝ている赤ちゃんであるということを聞いて、この場所に来たことを、マリヤとヨセフに知らせました。羊飼いたちは、御使いから聞いた通り、飼い葉おけに赤ちゃんが寝かされているのを見て、この赤ちゃんが救い主、主キリストであると確信して神様を崇めました。そして、彼らは賛美しながら帰っていきました。

ルカの福音書2章20節

羊飼いたちは、見聞きしたことが、全部御使いの話のとおりだったので、神をあがめ、賛美しながら帰って行った。

(新改訳第三版)

 この時代の羊飼いたちは貧しくて、お祝い事があっても招かれることはありませんでした。しかし、救い主がお生まれになったとき、初めに彼らにその喜びの知らせが伝えられました。そして、救い主を見るという特権が与えられました。救い主イエス・キリストの降誕、そして、イエス様との出会いによって、羊飼いたちは、人々からのけ者にされていた寂しい人生から、神様を崇め賛美する人生に変えられました。彼らの生活が大きく変わったわけではありません。しかし、彼らは救い主を自分の目で見て、神様がともにおられるという希望と喜びを持つことができました。

 私たちも、イエス様との出会いを通して、人生に変化が起こります。今までは、自分が何のために生まれたのかもわからず、また、死んだらどうなるのかという不安を抱えて生きていました。暗闇の中を手探りで歩くような人生でした。そのような人生にまことの光であるイエス様が来てくださいました。そして、イエス様が自分のためにいのちを捨ててくださった十字架の愛を知り、その愛を信じてイエス様を心にお迎えしました。その結果、神様に愛された者として命が与えられ、神様の栄光を現わすために生きていることを知りました。天国の希望をいただき、神様とともに生きるという喜びをいただきました。羊飼いたちが、神様を崇め賛美したように、私たちの人生も、イエス様との出会いを通して、神様を崇め賛美する人生に変えられました。普段の生活は変わらなくても、私たちの心は、イエス様に目を向けることによって、また、イエス様を愛することによって、神様を崇め賛美するように変えられます。救われた私たちは、このクリスマスの恵みを覚えましょう。そして、救い主イエス様を礼拝し、すべての民に与えられた喜びの知らせを宣べ伝えてまいりましょう。