
| タイトル | イエス様がご自身を現わす人 |
| 聖書 | ヨハネ14:22~24 |
| 説教者 | 木下淳夫師 |
今日のテーマは、「イエス様がご自身を現わす人」です。
相手を知ると言うことは、とても大切なことです。皆さんには、友だちがいると思います。その人と仲良くなるようになったときのことを思い出してください。初めは、どんな人かわかりません。しかし、一緒にいて話をしたり、一緒に行動することによって、相手のことがだんだんわかって来たのではないでしょうか。このように、相手を知るために必要なことは、一緒にいること、話をすることです。そして、なにより相手に自分のことを現わしてもらわなければ、相手のことを正しく知ることができないことを忘れてはいけません。なぜなら、その人の心の内を、だれも知ることはできないからです。
イエス様を知ることも同じです。私たちは、イエス様のみことばを守り、イエス様と祈りをもって会話をすることで、イエス様をより深く知ることができます。さらに、イエス様のことを知るために、イエス様にご自身を現わしていただくことが必要です。そこで、イエス様がご自身を現わしてくださるために必要なことを、みことばから学ばせていただきましょう。
ヨハネの福音書14章22~24節
22 イスカリオテでないユダがイエスに言った。「主よ。あなたは、私たちにはご自分を現そうとしながら、世には現そうとなさらないのは、どういうわけですか。」
23 イエスは彼に答えられた。「だれでもわたしを愛する人は、わたしのことばを守ります。そうすれば、わたしの父はその人を愛し、わたしたちはその人のところに来て、その人とともに住みます。
24 わたしを愛さない人は、わたしのことばを守りません。あなたがたが聞いていることばは、わたしのものではなく、わたしを遣わした父のことばなのです。
(新改訳第三版)
ユダはイエス様のメッセージを聞きながら、イエス様が、ご自身がまことの神様であることを世の人たちには語ってこなかったのに、弟子たちには明らかにしておられることを不思議に思いました。というのは、イエス様がご自身を世に対して現わしていたなら、多くの人がイエス様に聞き従い、イスラエルの民がまことの神様に立ち返ったはずだと、ユダは考えたのでしょう。
イエス様はイスラエルだけでなく、すべての人を罪から救うためにこの世に来られました。まず、約束の民であるイスラエルが神の国に入るため、イエス様がイスラエルの民として、この世に来てくださいました。それなら、多くのイスラエルの民が、神の国に入るために、ご自身を世に現わした方が良いと考えるのは当然です。
その疑問に、イエス様は、どのような人に対してご自身を現わすのかと言うことを答えられました。イエス様がご自身を現わす人は、イエス様を愛する人です。イエス様を第一としてイエス様が語られるみことばに耳を傾け、そのみことばを素直に受け取り、それを守り行う人に、イエス様はご自身を現わすとおっしゃいました。
そして、イエス様のみことばを守る人に対して、父なる神様がその人を愛してくださると、イエス様はおっしゃいました。神様が人を愛してくださるということは、とても大きな恵みです。失敗ばかりして、神様の御心を痛めるような者なのに、神様がその人を高価で尊いとおっしゃってくださいます。そして、イエス様が父なる神様とともに、その人の所に来て一緒に住んでくださると約束してくださっています。
残念ながら、この世の人たちは、イエス様を愛することはありませんでした。自分を愛し、この世の富と栄誉を愛しました。イスラエルの民、特にイスラエルの指導者たちはイエス様が語るみことばを聞くこともせず、また、聞いても自分たちの考えを主張して、みことばを守ろうとしませんでした。ですから、イエス様は、彼らにご自身を現わすことをなさいませんでした。
ヨハネの福音書14章23節
「だれでもわたしを愛する人は、わたしのことばを守ります。そうすれば、わたしの父はその人を愛し、わたしたちはその人のところに来て、その人とともに住みます。」
(新改訳第三版)
イエス様は、ご自身を現わす対象となる人を教えてくださいました。私たちがイエス様を愛するなら、イエス様はご自身を現わしてくださいます。そして、父なる神様が私たちを愛し、私たちを神様の交わりの中に住まわせてくださいます。
私たちは、仲良くなりたいと思う人には、自分のことを話します。しかし、自分のことを悪く言う人や、無関心な人には、本当の自分を話そうとはしません。イエス様は、私たちの心をご存じです。私たちが、ただイエス様が与えてくださる恵みに関心があり、イエス様ご自身に無関心であったなら、イエス様はご自身を現わすことはなさいません。
私たちが心からイエス様を愛し、イエス様を知りたいと願うなら、イエス様が語られたみことばをしっかりと聞いて心に留め、それを守ることが大切です。今日、自分がイエス様を求めているか、イエス様を愛し、イエス様のみことばを守っているか、顧みましょう。そして、心からイエス様を愛して、神様のご愛の内に住む幸いを受け取らせていただきましょう。神様の愛の内にいるなら、普段の生活でも、イエス様の愛と平和に満たされ、他の人とも良い関係を作っていくことができるようになります。